ゆんゆん日誌

よろず・オタク・ブログ

歌が上手いのとキャラソンが上手いのは別の話

最近、鈴木達央きっかけでキャラソンを聴くのに再びハマっているので、ここ数年で蓄積された声優の歌に関する感想を書く。この1文の論理的なつながりがよくわかんないけど、まあいーや。そんな感じです。

思い出した順に書いたせいで、順不同なので見にくいかも。あとどこの誰にも配慮してませんので、声ヲタの皆さんにおかれましては何卒自衛をお願い申し上げます。



宮野真守
歌のスキルの高さで殴ってくる感じ、嫌いじゃない。でもスキルの高さでごまかしてる感じない?歌に感情を乗せるのがそんなに得意じゃないイメージがあり、私は上手だと思ったことはあんまりないです。スキル高いなーとは思うけど。その辺、谷山紀章と同じ。でもライブのときの挙動はけっこう可愛かったりかっこよかったりして好きなので、彼のライブに行ってみたい。キャラソンを歌うライブで彼本人を出すのはどうだろう…?と思いますが…。
キャラごとの歌い分けもあんまりしないイメージ(歌い分けというのは、歌うときもキャラごとに声を変えるという意味)。どんなときも宮野真守。だからそういう意味ではキャラソンはあんまり上手じゃないね。でもトキヤの歌声は多少苦しそうだから歌い分けの意識はあるのかな?


鈴木達央
歌もそこそこ上手い上に、キャラソンでの歌い分けの巧みさが半端じゃない。キャラソンの帝王。ただOCDとしてはどこに向かってるんだろう!と思います。おたくはついていけてるのか?


小野友樹
歌は上手いのに、声がどんなときも火神になってしまうん?と偏見を持っていたのですが、SOARAの曲聴いてたらそうでもなくてスマン。歌は本当に正統派に上手いですよね。


細谷佳正
歌、なーんかうめーよな!うめーけど、私の聴く限りではどのキャラソンでも細谷佳正なので、キャラソンは上手じゃないと思う派です。テニプリの白石はなんかそれっぽくて素敵だけど、ひ、日向センパイ……!?好きだけど。トリスタは聞いたことないんですが、どうなんですか?


江口拓也
この人はめちゃくちゃ器用な人なイメージ。キャラごとの歌い分けがきっちりしてる。あとコガ先輩の歌ってる曲みたいなポップなキャラソンも歌いこなすのでめちゃくちゃスキルあるなーと思う。かっこよく歌うだけならねー、誰でもそこそこ出来ると思うんですよ。


木村良平
もともと演劇畑の人なのだっけ?そのせいか歌に感情を乗せるのが上手いと思う。歌の技術がめちゃくちゃあるわけでもないしキャラごとの歌い分けはできないっぽいけど、キャラの感情を歌に乗せるのが上手いのでその意味でキャラソンが上手だなと思うです。キャラソンも演技のツール?の一つなのだなと思わせられる。


豊永利行
歌が、めちゃくちゃ、ウメーーー!!金城剛士を聴いたときも「うま!?!?」ってなってたけど、ツキプロ・ジ・アニメーションSOARAを聴き始めてからもその印象は変わらない。歌に感情を乗せるのが上手いので、マジでエモい。エモすぎる。SOARA楽曲×豊永利行の組み合わせ、いい薬です。あと歌い分けもしてるっぽいのでキャラソンも上手い。


鈴村健一
鈴村健一の歌ってるキャラソンをウォークマンで聴いてると、キャラの顔じゃなくて鈴村健一の顔が浮かぶねん。けど、いざ鈴村健一が歌ってるのを見ると「口からキャラの声が!?!?」ってびっくりしてまうねん。これを分析するとつまり、鈴村健一はライブ会場でCD音源を再現できるということなのでは…?



またタイトルとあんまり関係ない内容になってしまった。最後意味わかんないし…。

でもタイトルはここ数年ずっと考えてることで、あながち的はずれではないと思うのですが、どう思いますか?ただタイトルの「歌が上手い」の定義が曖昧なので、そこは明確にしたほうがいいかもしれませんね。

女子アイドル初心者が行く バンもん初参戦備忘録

2017/9/18(月・祝)にTOKYO CALLING2017に行ってきました。バンドじゃないもん!が出るという情報を得た瞬間、わざわざそれだけのためにチケットを買いました(笑)ただチケットを買ってから時間が経ち当日にはモチベが死んでいたのですが、結論から言うと、行ってよかったです。元気になりました。

音楽フェス的な催しへの参加と女子アイドルの現場参戦は今回が初めてで、しかもバンドハウス?に行ったのも数年ぶり2回目という有り様だったのでいろいろ手間取りました。なので、次回以降の自分と、今回の私のような初心者のために備忘録をwebに放流しておきます。


◎当日の行程と感想
15:20 渋谷駅着
とりあえずハチ公口を目指す。渋谷の地理とか全然わかんねーってことで早めに着くように計画しました。バンもんはduoでやるとのことなので、リスバンの引き換えがてら、いったんduoに行くことにします。どこにあるのかを確認しておきたかったので。

15:45頃 duo着
案の定迷う。o-westとかどこだし。聞いたことないし!結論としては109を挟んで右側の道に行ったのが迷った原因でした。正解は左側の道を真っ直ぐ行って、大きめのファミマのある角を右に曲がるとすぐ。ちなみに筆者はduoの場所をグーグルマップで確認するついでに、このファミマでおにぎりを買って食べました(昼食)。

duo周辺はライブ参戦慣れしてます!みたいな人が多くてこわかったです(小並感)。アウェーめちゃくちゃこえーよ。声優ライブならあそこまでアウェー感は感じなかったであろう……。あとここでテンパりすぎて荷物を預けるためのクロークの存在に気付かなかったことがのちのちモチベの超低下に響く。南無。

小銭を地面にばら撒きながらもとりあえず何とかリスバンを交換し終えたので、リュックを預けるためコインロッカーを探しに渋谷駅を目指す。ライブ会場でリュックを持つのは言語道断であるという事前情報を得ていたのにも関わらず、結局そこそこ荷物の入ったリュックを持って行ったので自分のアホさ加減に焦り、モチベが下がる。しかも案の定duo周辺には、小さめショルダーバッグ+バンドT+タオルを身にまとういかにも慣れてます!という感じの人ばかりだった……。死のう!

16:00 渋谷駅着
よく考えなくても当たり前なんだけどコインロッカーが空いてない。アホ。10分くらいさまよってから、諦めてduoに向かう。

16:15 移動中
信号待ちのときかな。このあたりがモチベ最底辺だった。あと5分だし、入場始まってるだろうし(ていうか入れなかったらどうしよう?!という不安)、リュック預けられなかったし…。こうやって書くとあんまり大したことがないように見えるんだけど、このときは頼れるのが初心者の自分しかいなかったので。

16:18 duo着
入れてもどうせ後ろのほうだし、リュックを体の前で肩にかけて持ったらそんなに邪魔にならんやろと開き直る。しかし入り口に向かうとき入り口横にクロークを見つけ、あ然とする。駅に戻る必要性……。それから結局、普通に何事もなく入れた。自分は何を不安に思っていたのだろうか。

そういえば、duoの前の細い道を車が頻繁に通っていたのですが、このときにバンドマンの乗った車が通ったらしい…?KANA-BOONだったかな…?周りの人がなんやかんや言ってました。筆者は急いでいたのもあってあまり関心をもたなかったのですが、ぼんやり「こんなに人がいるのは出待ち的な目的もあるんだろうか…」と思いました。

16:20頃 ライブ開始
実は、あんまり曲を聴かずに行ったんですよね。これでハマったらちゃんと買おうと思って。でもそれでもライブ自体は楽しかったです。

ライブが始まった瞬間の第一印象は「デカっ!」。別に太ってるとかじゃないの。ほぼ最後列とはいえ思ったより近かったので、人間の大きさをしている…と感じた。アイドルも人間なんだよなあ。

キンブレは必要なのかな?と思ったものの買わずにいたのですが、案外前のほうのおたくの人しか持ってなかったな。まあイベントだからバンもんファン(=ドルヲタ)ばっかりではないしね。あとリフト?とかのヲタ芸を初めて見てちょっと感動した。泣いた。情緒不安定かよ。

以下、セトリの中でとくに覚えてる曲の感想。
・しゅっとこどっこい
前述の理由でメンタルが死んでたのですが、アホでもいいのかな…と元気になった(だめです反省して)。ていうかめちゃくちゃライブ向きの曲じゃないですか?バイブス爆上げ。WESTで言うとなんだろな。パリピポアンセムかな。筆者がいた辺りはうぉいうぉいしてなかったので、次は前のほうに行ってうぉいうぉいしたいな〜。

・White Youth
これは完全に初見でしたけど、ちょっと目頭が熱くなりましたね。基本、泣けないオタクなんだけど。「いつまでもこうしてたいね〜」みたいな歌詞があって、そこで「私も〜〜(;_;)」って感じで泣けました。情緒不安定だったのか?

17:00 ライブ終了
あっという間に終了。楽しかったけどいまいちノリきれなかったのとステージがあまり見えなかったのとで、今度のホールツアー参戦を誓う。

まだメンバーはステージ上にいたけど、人の流れが押し寄せてきたので抗わずに出口に向かう。チェキ会(特典会)はその後の予定との関係もあり断念しました。というわけでここで帰宅オタクです。お疲れさまでした。


◎反省
・コインロッカーはあてにせず、家などの拠点を出発する時点からショルダーバッグ等小さめの荷物にしておいたほうがいい。

・アイドル単独ライブなんかはどうするのが良いかわからないが、今回のようなイベントの場合はキンブレは必ずしも必要ではない。観客全員がファンというわけでもないだろうし。もちろんキンブレを持っていったらより楽しめるだろうが、買うか迷うなら買わずに後方で見るのも選択肢の一つとしてアリかと。

・同じ理由で、コールも必ずしも覚える必要はないかな〜と思う。覚えていったらそりゃメチャメチャ楽しめるでしょうけど。

・当たり前だけど初めてのときに早め早めに移動するのは精神的に余裕が生まれるので大事。ロッカーが見つからなかったのでメンタルが死んだけど、それまではそこそこ精神的余裕があったので。


どうでしょうか。長いだけで何が言いたいのかわからない文章になりましたが果たして参考になるのか。一応筆者が不安に思っていたポイントは反省点として網羅してあるつもりなので、誰かしらの参考になればいいなー。もちろん自分も次回以降に生かしたいと思います。

弱ペダはマリみてと同義

コンニチハ!女オタクです!
 
前回はWESTの曲について書いたが、今回は弱虫ペダルについて書こうと思う。そういえば、「はてブロのジャ●ーズグループに入ってないしジ●ニオタは読まんやろ〜。安心安心」などと前回の記事について呑気に考えていたら、はてなキーワードとかいうものからブログに来ている方がいるらしくめちゃくちゃ焦った(中身はともかく、記事のタイトルがタイトルなんで…)。閲覧数のページを見たときにゾッとした。洒落怖かよ。
 
さて、今回も強烈な(?)記事タイトルですが。皆さんは「マリみて」をご存じだろうか?「マリア様がみてる」という私立のお嬢様学校(リリアン女学園の高等部)を舞台に少女たちの交流や葛藤を描いた少女小説の略称である。筆者はこの小説のシリーズで百合に目覚めたといっても過言ではない(面倒くさいオタクなので女の子同士の恋愛となるとちょっと躊躇してしまいますが…)。前にインターネットで「マリみては百合ブームの元祖である」というような評価を見た覚えがあるし、まあつまりそういう作品である。ただしマリみては女の子同士の「恋愛」を主題にしてはいない。それゆえ「百合」という言葉は(BLと違って)必ずしも同性同士の恋愛を指さないのだろう…と筆者は考えている。
 
そんなマリみてといえば重要な設定がある。ずばり「スール」制度というものだ。この物語はスール制度を軸に展開していくが、それを聞けばスールという制度がマリみてという物語にとってどれほど重要であるか自ずとお分かりいただけるだろう。
 
それではスールとはどのような制度なのか。スールとは本来フランス語で姉妹を指す言葉だが、リリアンの高等部では先輩と後輩間の1対1の特別な結びつきのことをいう(ちなみに高等部にのみある制度)。その結びつきを確認し形成する際の儀式は、姉(先輩)が妹(後輩)にロザリオを受け渡す……という非常にシンプルなものであるが、これがまた奥の深いものなのである。しかし脱線は避けたいので、この話題についてはいったん筆を措こう。
 
つまりマリア様がみてるという作品において、スール制度のもとで先輩―後輩の関係が強調されていると解釈できる。筆者はこの点において、弱虫ペダルマリみてと同じ構造を持つと考えている。
 
弱虫ペダルというマンガは、タイトルからもなんとなく読み取れる通りロードバイクをテーマとする作品である。しかし、筆者は弱ペダの裏テーマとして「先輩→後輩の継承」を挙げたい。継承といっても具体的な内容はその2人によって異なるし、もしかすると継承よりも影響という言葉のほうが適切かもしれない。
 
弱ペダの先輩―後輩関係において特徴的なのが、同じポジションの2人の間でより特別な結びつきが生まれることが多いことだろう。たとえば、巻島―小野田(クライマー)、東堂―真波(クライマー)、金城―今泉(エース)……等々。現在、原作は2年目のインターハイを描いているが、その中で時折挿入される過去話などから特に箱根学園(ハコガク)において先輩から各後輩への影響が甚大なことは明らかである。
 
ハコガクの黒田は昨年度の荒北に続き、エースアシストとして活躍している。この黒田が如実に荒北からの影響を受けているのである。黒田は荒北と出会った当初は反目しあっていたが、作中1年目のインハイ後の部内ファンライドでは荒北を認め尊敬する様子を見せている。そして2年目に入ると、髪型を荒北のそれに寄せており、語尾の「〜だヨ」など、荒北の特徴的な言葉遣いをしばしば用いている。また、黒田の二つ名は「箱根の届け屋 黒猫」などと作中で表現されているが、これも荒北の二つ名「運び屋」の影響を受けていると言わざるをえない。
 
さらに言えば、主人公の小野田は渡英した巻島を思いながらロードに邁進しているし、彼もまたしばしば「〜ショ!」という語尾を踏襲して自らを奮い起たせている。この「〜ショ!」は巻島のよく用いる語尾である。黒子のバスケでいうと緑間の「〜なのだよ」と同じである。他のペアでも同じように影響や、先輩から学んだことの継承を読み取ることができるが、枚挙に暇がないため割愛する。しかしこのように、弱ペダでは先輩から後輩への継承および影響が作中のそこかしこで見られるのである。
 
ここまでの話をまとめると、重要な点は下記の2点になる。
マリみてにおけるスールは、先輩―後輩の1対1の特別な結びつきをいう。
②弱ペダの先輩―後輩関係は1対1の関係であることが多く、先輩が後輩へ影響を与えていることを示すような描写が多い。
 
②より、弱ペダの先輩―後輩関係は1対1の特別な結びつきといえるのではないだろうか。したがって①より、その関係とマリみてにおけるスールの関係は似ていると思う。だから弱ペダとマリみての構造は似ている、すなわち「弱ペダとマリみては同義」であると筆者は主張したい。
 
そういえば先輩から後輩への影響を描写していることなど、弱ペダは1年目と2年目が地続きであることをよく感じさせる。筆者はそれもまた人生…という感じでそこそこ好きだが、反面1年目の焼き直し感があることも否めない。ただこれは原作42巻まで読んだ時点での感想であり、現時点での最新巻である51巻および(雑誌での連載でもまだそこまで到達していないだろうが)2年目のインハイの結末は知らない。もしかするとこの感想は覆されるかもしれないので、それまで楽しみに待ちたいと思う。

女体化厨にこそ聴いてほしい、ジャニーズWEST「エエやんけェ!!」

皆!!女体化は好きか!?!!!?
 
 
二次創作界隈において女体化が市民権を大きく獲得したように見える昨今、一方で某巨大掲示板Twitterを覗くと女体化への怨嗟の声も確認できる。しかし著者に関していえば、こんな記事を書いているのだから、もちろん女体化好きである。
 
一口に「好き」と言っても、個人によって様々な種類の「好き」があるだろう。たとえば著者は、女体化は「パロの一種」として好きだ。
 
パロ、つまりパロディといえば古より女オタクの心をつかんで離さない、二次創作においては定番の捏造設定である(一般的に創作において使われる「パロディ」とは多少意味合いが異なるため、以下の本文中では二次創作において用いられるほうを「パロ」表記とする)。遊郭パロ、大正パロ、現パロ、軍パロ……、ぱっと思いついたものを列挙したが、他にも数え上げればきりがない(パロの名前が間違っていたら申し訳ない)。
 
いわゆる二次創作におけるパロの魅力とは、キャラクターを別の世界観に置いたときにどのように行動するかを自分なりに考えられるところにあるのではないだろうか。筆者は女体化をパロの一種と見なしているから、「もしもキャラが女性で、それ以外は原作と同じような人生を辿ったらどのような人物になるだろうか?」というのを考えるのが好きだ。それゆえ後天性か先天性かでいえば、先天性女体化のほうが好みに合っている(女体化界隈では、しばしば先天性/後天性を区別する。後天性は大丈夫でも、先天性は地雷だという人も存在する)。
 
さて話を進めると、この記事で筆者が主張したいことは次の通りである。三次元の人間が自ら、パロ的に女子の自分を見せてくれたらすごくないですか!?ということだ。
 
そんなことはあり得ないと思うだろうか。しかしながら実は、この状況はすでに実現している(とはいえ実際には、女体化とは言いがたいものではあるのだが。後述)。ならば一体どこでだろうか?その答えを読者諸姉はきっと知りたいだろう。わかってますよ。なので特別に教えましょう。それはなんとジャニーズWESTの「エエやんけェ!!」という曲で実現しているのである。ええ〜!すご〜い!!
 
……というわけで、ここまでが前置きである。ようやくタイトルに繋がったぞ。大変長らくお待たせしました。次から本題に入ります。
 
この曲は、簡単にいえば男4人、女3人で掛け合いをする曲である。男女がお互いにエールを送りあい、その名の通り「エエやんけェ!!」と聴く人を男女問わず励ましてくれる応援歌だ。ジャニーズWESTはアイドルらしく恋愛系の曲もそこそこ持っているが、このような応援系の曲もとても多いのが特徴だろう(シングルのA面で恋愛系を出したことがほとんどなく、しかも数少ないそれらはプロモーションにおいて恋愛色を強く押し出すようなゴリゴリのラブソングではない)。また、この曲はパラパラ曲でもある。ジャニーズWESTのコンサートでは、メンバーと客席とが一体となってパラパラを踊ることが定番化しつつあり、これはそのうちの一曲なのである。実際、この曲も先のコンサート「24(ニシ)から感謝 届けます」「なうぇすと」のパラパラコーナーで披露されている。
 
さて皆さんはお気づきだろうか。エエやんけェ!!は男性アイドルの曲なのに「女性が3人」いる。不思議である。まあ、といっても何も不思議なことはない。既にお分かりかもしれないが、もちろんメンバーのうち3人(桐山・小瀧・神山)が女性に扮して歌っているのである。
 
で、これの何がすごいかというと、きっちり女声に近づけていることである。ジャニーズWEST、芸が細かい。しかもキャラがそれぞれ立っている。とても芸が細かい。ここで先に述べたように注意しておきたいのだが、あくまで彼らが女性を演じているだけなので、女体化パロ的なパラレルワールドの彼らとは言えない。したがって本当に女体化であるとは実は言えないのであるが、クオリティが高いのでそれだけで十分というかまあ細けえこたぁ気にすんな!
 
女体化厨の筆者がとくに素晴らしいと思うのは、小瀧による「生まれ変われ 押忍!押忍!」の箇所だ。なんと「女子が出した漢の声」を出しているのである。きっと意味がわからないと思う。筆者も書いていて訳がわからなくなっている。つまり自身の素の声ではなく、女子の声のまま低い声を出しているということだ。これ、筆者はすごいことだと思う。なぜならめちゃくちゃ難しいことだから。筆者の場合、女なので男子の声を出したまま女子の声を真似することになるが、筆者にはできないと思う。とにかくこれは実際に聞いて、自分で体験してほしい。あんまり大げさなことを書くとハードルが上がってしまうが、この一点で筆者の曲への評価がとても上がったと断言できる。
 
もはや筆者が女体化厨かどうかは関係なさそうなただのレビューになっているが、そもそもこの箇所に注目してしまうのは自分が女体化厨だからだと考えている。なので女体化を好きな人、とくに筆者のようにパロの一種として好んでいる人は一回は聴いてみてほしい。きっと新たな性癖の扉を開くことができるだろう。
 
「エエやんけェ!!」は最新アルバム(といっても去年の11月発売なのだが…)『なうぇすと』に収録されている。もし運良く初回限定盤を手に入れることができたらよりお得だ。ドラマ「レンタル救世主」において作中で使われていた「one chance」のMVおよびメイキングがついている。この曲はクールなEDMで、それに合わせてダンスもとても激しい。ジャニーズWESTは関西出身であることから笑いの面がクローズアップされることが多いが、実は歌、ダンス、演技などグループ全体のスキルが高いことにも定評がある。したがってone chanceのMVを見れば、そのダンスのレベルの高さを確認できるだろう。
 

 

なうぇすと(通常盤)

なうぇすと(通常盤)

 

 

なうぇすと(初回盤)(DVD付)
 

 

 
余談ではあるが、ジャニーズWESTのメンバーの演技力の高さは女装時の演技を見ると分かりやすいと思う。ジャニーズWESTはしばしば罰ゲーム的に、恥ずかしい言葉(つまり少女マンガっぽいキュンキュンさせる言葉)を言うコーナーを作る。まあ要はファンサービスである。そしてなぜか恥ずかしい言葉を言われる相手役をメンバーの中から選ぶ。客席に向かって言ってもいいはずであるが。その際に、相手役はなぜか本気で女子を演じるのだが、そのクオリティが異常に高い。女体化厨の全筆者が大歓喜している。
 
ということでそのようなシーンを見られるDVD/BDを以下にいくつか挙げるので、興味がある読者は是非とも見てほしい。
 
・なにわ侍 ハロー東京
最後のショータイムのときに例のシーンがある。クジ式で言葉を言う人が選ばれる。バックについているJr.も選ばれるのでそこは注意。小瀧→藤井のプロポーズは必見。女体化関係なしにキュンキュンするでぇ。
 
 なにわ侍 ハローTOKYO!! (通常仕様) [DVD]
 
・なにわともあれほんまにありがとう
まず中間んち物語について。コンサートではあるが、途中で新喜劇風コントを挟んでおり中間が母、神山が長女役をしている。とくに神山演じる智子ねえちゃんがハチャメチャにかわいいのでマジで見てくれ。あとコントが普通にめちゃくちゃおもしろいので、普通にめちゃくちゃ見てほしい。オススメ。ジャニーズネタがちょこちょこ出てくるけど分からなくても笑える。筆者も分かってないけど楽しい。
あと最後のほうにキュンキュンする言葉を言う…みたいなコーナーがある。濵子もとい濵田もかわいいので一見の価値あり。
 
 
・ラッキィィィィィィィ7
コンサートのミニゲームの罰ゲームがspecial reelとしてまとめられている(罰ゲームをした全公演分かはちょっと分からない、あとちょっと編集されてるらしいという話も見た)。例によって選ばれたメンバーが別のメンバーを相手役に恥ずかしい言葉を言わされるやつ。ちなみに初回/通常ともに収録されているのでご安心を。というかWESTはコン映像化のとき初回/通常で収録内容に差をつけないので良心的だと思う。
これが一番いろいろ見られてお得かもしれない。シチュエーション自体はいくつかに固定されているのだが、組み合わせによって中身は全然違う。相手役も含め誰がするかはスタッフさんパリピポくんによる指名制なので選ばれたメンバーは嫌がるが、実際はちゃんとやってくれてめちゃくちゃおもしろい。途中からヅラが用意されるのでリアリティが増します。
個人的には桐山の本気の男役を見られて喜んでいる中間がめちゃくちゃおもしろくて好き。
 
 
他にもMVで女装していることがけっこうあるのだが、ここでは割愛する。筆者はズンドコパラダイスがとくに好きだ。
 
というわけで変わった視点でステマしてみたのだが、いかがだっただろうか。ジャニーズWESTに興味をもてるような、小さくてもいろんなとっかかりが作れたらいいと思いこの記事を書いたが、変なイメージがついたら困るな…と今さら考えている。ジャニーズWESTはちゃんと正統派なグループだからね(正統派とは)。安心してね。ただそういう一面も取り出せるってだけでね。
 
今なら全然追いつけるのでジャニーズWESTをよろしくお願いします。